フランス・ドイツ・イタリアの首脳が16日、そろってウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、EU＝ヨーロッパ連合への加盟に向け支援する考えを伝えました。

フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相は16日、ウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談しました。3首脳はこの場で、ウクライナがEU加盟申請の具体的な交渉を開始できる「加盟候補国」になることを支持する考えを伝えました。

フランス・マクロン大統領「私たちは、ウクライナがヨーロッパの一員であることを、言葉だけでなく行動で示したいということをともに確認した」

また、首脳らはウクライナの穀物輸出が滞っている問題にも取り組むことを確認しました。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領「混乱や食糧危機を狙ったロシアの計画を阻止するため、できる限りのことをしなければならない」

こうしたさなかもロシア軍による攻撃は続き、ルハンシク州知事は、要衝セベロドネツク近くのリシチャンシクで、市民らが避難していた建物が2回の空爆を受け、少なくとも4人が死亡したと明らかにしました。