北朝鮮の元クウェート大使代理、韓国に亡命
北朝鮮の在クウェート大使代理だった外交官が、2019年、韓国に亡命していたことがわかりました。
韓国メディアによりますと亡命が明らかになったのは、中東・クウェートの北朝鮮大使館で大使代理を務めていたリュ・ヒョヌ氏です。リュ氏は「子どもの将来を考えて脱北を決意」し、2019年9月に家族とともに韓国に入国したということです。
また、リュ氏は金正恩総書記の秘密資金などを管理する朝鮮労働党の機関のトップを務めた人物の娘婿だとされています。
同時期の2019年7月には、北朝鮮の在イタリア大使代理だった外交官も韓国に亡命しています。ほぼ同時期にエリート外交官2人の亡命が相次いだかたちですが、韓国政府は亡命についての言及は避けています。