トランプ前大統領の弾劾決議を上院に送付
アメリカの議会下院は25日、連邦議会議事堂の占拠事件をあおったとして、トランプ前大統領の弾劾決議を上院に送りました。有罪か無罪かを判断する上院での弾劾裁判の審理は、来月8日の週に始まる見通しです。
アメリカ議会では25日夜、弾劾裁判で検察官役を務める民主党の下院議員らが上院に向かい、弾劾決議を提出しました。
検察官役の下院議員・ラスキン議員(民主党)「トランプ前大統領は政府への暴力を扇動することにより、大統領弾劾に値する非行を行った」
弾劾裁判は、およそ2週間の準備期間を経て、来月8日の週に始まる見通しで、トランプ前大統領にとっては、ウクライナ疑惑に続き、2度目の弾劾裁判となります。
有罪判決には、上院議員の3分の2以上の賛成が必要で、有罪となれば、今後公職に就く資格を剥奪するかの採決も行われます。トランプ前大統領が模索しているとされる次の2024年の大統領選挙の出馬にも関わる弾劾裁判となります。