ミャンマー スー・チー国家顧問を軍が拘束
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問が1日、国軍に拘束されました。去年の総選挙をめぐり、不正を訴える国軍との緊張が高まっていました。
与党関係者によりますと、アウン・サン・スー・チー国家顧問は1日早朝、自宅に来た複数の軍人によって拘束されました。ロイター通信によりますと、大統領や与党幹部も、拘束されたということです。
ミャンマーでは去年11月に行われた総選挙の結果について、国軍が「不正があった」と主張。先月に入って国軍の報道官がクーデターの可能性を否定せず、一段と緊張が高まっていました。1日は総選挙後初の連邦議会が開かれることになっていました。
スー・チー国家顧問はかつての民主化運動の指導者で、軍事政権によってあわせて15年あまり軟禁状態に置かれ、ノーベル平和賞を受賞しています。