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米、制裁復活の可能性 スー・チー氏ら拘束

2021年2月2日 6:57

ミャンマーで1日、クーデターが起き、事実上の政権トップ、アウン・サン・スー・チー国家顧問らが国軍に拘束されました。

1日、首都・ネピドーでは国軍が戦車を展開、スー・チー氏や政権幹部らを一斉に拘束し、武力で権力を奪うクーデターを起こしました。スー・チー氏が率いる与党が圧勝した去年の総選挙に不満を持つ国軍は、「全権を掌握した」として、1年間の非常事態を宣言しました。

ヤンゴンでは市民が銀行のATMに列をつくる姿も見られました。

ヤンゴンで会社経営・芳賀啓介さん「物資が不足したり、治安悪化が起きないといいなと非常に心配」

ネットや電話がつながりにくくなるなど、日系企業の駐在員の間にも不安が広がっています。

一方、アメリカのバイデン大統領が声明を発表し、「制裁に関わる法律や権限をただちに見直し、適切な行動を取る」として、ミャンマーへの制裁復活の可能性に言及しました。また、「国際社会は一丸となって、ミャンマー国軍に圧力をかけるべきだ」と呼びかけ、拘束されているスー・チー氏らの解放や市民への暴力の自制を求めました。