NYダウ475ドル高、大幅続伸
2日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、投機的な取引の過熱が収束に向かうとの見方から、ダウ平均株価は475ドル高と大幅に続伸しました。
2日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、前の日の終値から475ドル57セント値を上げ、3万0687ドル48セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も、209.38ポイント上げて、1万3612.78で取引を終えています。
前の週に個人投資家による投機的取引が過熱しましたが、急騰していた一部銘柄の株価が落ち着いたことで、この日は、一連の極端な動きは収束に向かうとの見方が市場に広がりました。
また、大規模な経済対策への期待感が高まっていることで、金融や資本財などの景気に敏感とされる銘柄を中心に大幅に買われました。
さらに、決算発表を控えた主要なハイテク株が業績への期待から買われたことも相場を押し上げ、ダウ平均の上げ幅は630ドルに迫る場面もありました。
市場関係者は、「証券会社が取引制限をしていることで市場の混乱はひとまず落ち着いているが、今後も規制当局の動きなどに警戒を続けている」と話しています。