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NYダウ、初めて3万ドルの大台を突破

2020年11月25日 8:06

24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカで政権移行をめぐる不透明感が後退したことなどから買いが広がり、ダウ平均株価は初めて3万ドルの大台を突破して取引を終えました。

24日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の日の終値から454ドル97セント値を上げ、3万0046ドル24セントと初めて3万ドルを突破して取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も156.15ポイント上げて1万2036.79で取引を終えています。

前の日に、大統領選で勝利を確実にしているバイデン氏に宛てて、政権移行を担当する政府機関が移行の手続き開始を認める書簡を送ったことで、政権移行が進むとの期待から買いが広がりました。

新型コロナウイルスの感染が広がる中、一時1万8000ドル台まで下げたダウ平均ですが、ワクチン接種が来月にも始まるとの見通しが示されるなど、経済の正常化への期待も相場を押し上げました。

市場関係者は「足元では新型ウイルスの感染も広がるが、ワクチンの実用化が迫る中、不安要素が払拭され、株価は今後もさらに上昇する可能性がある」と話しています。