氷河が崩れて洪水…約200人不明 インド
インド北部ウッタラカンド州で7日、ヒマラヤ地域の氷河が崩れて洪水が起き、少なくとも18人が死亡、およそ200人が行方不明になっています。
氷河の崩落直後の川を捉えた映像からは、ごう音とともに濁流が勢いよく下流に押し寄せる様子が分かります。
地元メディアなどによりますと、インド北部ウッタラカンド州で、ヒマラヤ地域の氷河が崩れ、大規模な洪水が起きました。
この洪水で、少なくとも18人が遺体で見つかり、川沿いの水力発電所にいた作業員などおよそ200人が行方不明になっています。
インドのモディ首相は、「状況を絶えず注視している。国中が安全を祈っている」とツイッターに投稿、行方不明者の救助のために軍や医療チームを派遣しました。
氷河が崩れた詳しい原因は分かっていませんが、以前からヒマラヤの氷河は地球温暖化により急速に溶け出し、洪水を引き起こすおそれがあると指摘されていました。