北朝鮮代表「自衛権の行使だ」衛星打ち上げを正当化 安保理緊急会合で
北朝鮮による「軍事偵察衛星」の打ち上げを受けて開かれた国連の安全保障理事会で、北朝鮮の代表は、「自衛権の行使だ」と述べ、打ち上げは正当だと主張しました。
安保理の緊急会合は、北朝鮮が「軍事偵察衛星」を打ち上げたことを受けて、日本やアメリカなど7か国の要請に基づき開かれたものです。
各国が安保理決議違反だとして打ち上げを非難したうえで、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は、北朝鮮の代表に対話を再開するよう呼びかけました。
米・トーマスグリーンフィールド国連大使「大使、今日はあなたにも提案する。我々は外交に取り組む準備 ができている。今までも明確にしてきたが、(対話の)前提条件はなく、あなたの政府が関心があるどのような議題についても話し合う用意がある」
一方、北朝鮮の金星国連大使は、今回の衛星の打ち上げについて、「アメリカとその追随勢力による増え続ける敵対的軍事行為を抑止するための正当な自衛権の行使だ」と主張。対話再開の呼びかけには応じませんでした。