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バイデン氏「責任負わせる」サウジ記者殺害

2021年2月27日 12:34

アメリカのバイデン政権は、サウジアラビア人記者が殺害された事件について、サウジのムハンマド皇太子が「拘束または殺害する作戦を承認していた」とする報告書を公表しました。

この事件は2018年、サウジ政府に批判的だった記者のカショギ氏が、滞在先のトルコで殺害されたものです。

報告書では、「ムハンマド皇太子が治安当局などを支配下に置き、承認なしに、このような作戦を行う可能性は非常に低い」「カショギ氏を王国への脅威と見なしていた」と指摘。「拘束、または殺害する作戦を承認していた」と結論づけました。

バイデン大統領は26日、「我々は彼らに人権侵害の責任を負わせるつもりだ」と述べています。

報告書に対しサウジ政府は、「到底受け入れられない」と反発する一方、アメリカとの関係自体は重視する姿勢を示しています。