NY株 大幅高反動ハイテク株など売り優勢
2日のニューヨーク株式市場は、前の日に大きく買われた反動からハイテク株を中心に売りが優勢となり、ダウ平均株価は140ドルあまり値を下げて取引を終えています。
2日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日比143ドル99セント安の3万1391ドル52セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も、230.04ポイント下げて、1万3358.79で取引を終えています。
前の日に幅広い銘柄が大きく買われ、ダウ平均が600ドルあまり上昇した反動から、この日は、当面の利益を確定させるための売りが優勢となりました。また、一部の成長株が決算発表後に大きく売られたことが市場心理を悪化させ、特にハイテク株に下げが目立ちました。
一方、ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型ウイルスワクチンについて、製薬大手のメルクが生産を支援すると伝わり、ワクチンの普及と経済の正常化への期待が高まったことで、買いが優勢となる場面もありました。
市場関係者は、「前の日に、ワクチンや金利などについて前向きなニュースが多く出たことで、市場では材料が出尽くしたと受け止められた」と話しています。