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“民主派排除”の制度 中国外相が必要訴え

2021年3月8日 0:57

中国の王毅外相は7日、全人代(=全国人民代表大会)にあわせて会見を行い、香港の民主派排除につながる選挙制度の見直しについて必要性を訴えました。

中国・王毅外相「香港は特別行政区であり、中国の一部分だ。中国を愛さないのであれば、香港を愛すると言っても意味はない」

王毅外相はこのように述べ、中国政府に忠誠を示す親中派による統治が、香港の安定につながると主張しました。

また、アメリカのバイデン政権に対しては対話を呼びかける一方で、「中国の核心的利益が侵害されることは決して許さない」と述べ、香港問題などで譲歩しない姿勢を強調しました。

さらにトランプ前政権が台湾との関係を深めたことを挙げて、「火遊びのような危険なやり方は徹底的に改めるべきだ」と強くけん制しました。

一方、沖縄県の尖閣諸島周辺などで活動する中国海警局の船に武器の使用などを認めた「海警法」が先月施行されたことについて、「特定の国を対象にしておらず、国際法に合致している」として、正当化しました。