米大統領 独立記念日までに社会生活正常化
アメリカのバイデン大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化してから1年になるのに合わせて、就任後初めてとなる国民向けのテレビ演説を行い、ことし7月の独立記念日までに、社会生活を正常化したい考えを示しました。
バイデン大統領「我々ひとりひとりが、7月4日の独立記念日までに役割を果たせば、家族や友人で集まることができる可能性がある。ウイルスからの独立だ」
バイデン大統領は11日、アメリカ国民にとって重要な祝日、7月4日の独立記念日を、1つの目標として新たに打ち出しました。「ウイルスからの独立だ」と表現して、マスクの着用徹底を改めて呼びかけました。
さらに大統領は「5月1日までに、すべての成人がワクチン接種の対象になるよう、すべての州に指示する」と表明。「ワクチンの製造・供給は記録的な速さだ。これはまさに科学の奇跡だ」「アメリカは帰ってきた」と訴えました。
また、大統領はこの日、署名し、成立させた日本円で200兆円規模の新型ウイルス対策法について、「歴史的な法律だ」と強調しました。これにより、1人あたり最大1400ドル、日本円で15万円の現金給付が、今週中にも始まる見通しで、アメリカ国民にとっても期待感が高まる節目の1日となりました。