香港選挙制度見直し受け“議会選挙”実施へ
中国の全人代(=全国人民代表大会)の常務委員会で30日、香港の選挙制度の変更案が可決されたことを受けて、香港政府は立法会議員選挙を12月に実施する意向を表明しました。
30日に開かれた全人代の常務委員会は香港の選挙制度変更について全会一致で可決しました。
香港議会「立法会」の議員の候補者が“愛国者”かどうか審査する「資格審査委員会」の設置や、直接選挙で選ぶ立法会議員の枠を35から20に減らすことが盛り込まれています。
中国政府に批判的な民主派の排除が可能になるほか、民意を反映しづらい仕組みが導入されることになります。
これを受けて、香港の林鄭月娥行政長官は、新たな選挙制度のもと、立法会選挙を今年12月に、行政長官選挙を来年3月に実施する意向を表明しました。