ダウ続伸 長期金利低下でハイテク株に買い
8日の米・ニューヨーク株式市場は、長期金利が下がったことで主力ハイテク株が買われたことなどから、ダウ平均株価は続伸して取引を終えています。
8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から57ドル31セント値を上げ、3万3503ドル57セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も140.47ポイント上げて、1万3829.31で取引を終えています。
この日は、ダウ平均株価がこのところ最高値圏で推移していることから、「マクドナルド」や「ナイキ」などの消費関連銘柄に当面の利益を確定させるための売りが出て相場の重荷となりました。一方で、アメリカの債券市場で長期金利が下がったことで、金利が上昇したときに割高感から売られやすい主力ハイテク株に買いが入りました。特に「アップル」や「マイクロソフト」などが大きく買われ、相場をけん引しました。
ダウ平均は、前の日の終値から100ドル以上下げる場面もありましたが、結局、57ドル高と続伸し、ナスダックは3日ぶりに反発して取引を終えています。
市場関係者は、「来週から企業決算が本格化する。市場は、大手銀行の来週の決算に注目していて、その内容次第で、株価が大きく動く可能性がある」と話しています。