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ロシア外務省、日本の高校教科書検定を批判

2021年4月10日 2:35

ロシア外務省のザハロワ報道官は9日、日本の教科書で北方領土が「固有の領土」と記載されていることを批判しました。

ザハロワ報道官は日本の文部科学省が先月30日に公表した高校教科書の検定結果について、日本政府が歴史的な真実と第2次大戦の結果に反する誤った考え方を若い世代に押し付けていると批判しました。その上で、ロシアに対して根拠のない領有権の主張を強めることは遺憾だとしています。

また、「北方領土の領有は第2次大戦の結果でロシア連邦の主権は議論の余地がない」とするロシア側の立場を踏まえ、「2か国関係の雰囲気へ悪影響を与える可能性のある、深い憤りをもたらしている」と反発しました。