ロシアは１６日、アメリカによる対露制裁を受け、アメリカの外交官１０人を国外追放するなどの対抗措置を明らかにしました。

ロシアのペスコフ大統領報道官は１６日、アメリカによる対露制裁を受け、プーチン大統領が対抗措置を検討すると明らかにしていましたが、ロシア外務省は対露制裁と同じ数のアメリカの外交官１０人の国外追放や、８人のアメリカ人の入国禁止などの対抗措置を発表しました。

アメリカ政府は１５日に、ロシアが去年のアメリカ大統領選に介入し、サイバー攻撃など「悪質」な活動を行ったとして報復のための包括的な制裁措置を発動、ロシアの外交官１０人の国外追放などを命じていました。

ロシア外務省は、アメリカによる反ロシアの方針を変更し、対立から後退しない限り、さらなる制裁を行うと警告しています。