アメリカのトランプ前大統領の支持者らによる議事堂占拠事件から6日で2年となり、バイデン大統領は、民主主義を守るために努力を続けるよう、アメリカ国民に呼びかけました。

2021年に起きた議事堂占拠事件では、バイデン氏の大統領当選を確定させる手続きを妨害するために、トランプ氏の支持者らが議事堂に侵入し、警官を含む5人が死亡しました。

6日、ホワイトハウスで演説したバイデン大統領は、「暴徒は大統領選挙に関する嘘によって扇動された」とトランプ氏を批判した上で、民主主義を守るための努力を続けるよう、国民に呼びかけました。

バイデン大統領「民主主義を守るということは、意見の違いがあっても、有権者への脅迫や政治に関する暴力が許される場所はアメリカには一切ないと、はっきり言わなければならないということだ」

また大統領は、当時議事堂を警備していた警察官らに「大統領名誉市民賞」を授与し、その功績を称えました。