J&J接種後に血栓症報告28件~米CDC
アメリカのCDC(=疾病対策センター)は12日、ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチンについて、接種後に起きた血栓症の報告が28件にのぼったと発表しました。
CDCはジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナワクチンがおよそ870万回分接種された今月7日時点の最新のデータを発表し、接種後に血小板の減少をともなう血栓症が報告された事例が28件にのぼったと発表しました。このうち3人が死亡しています。
28件の内訳は女性が22件、男性が6件で、30歳から49歳の女性が発症する確率が比較的高かったとしています。
ジョンソン社のワクチンをめぐっては、先月、血栓症の報告を受けてCDCがアメリカ国内での接種の一時停止を勧告しましたが、その後、発症リスクが低く、接種するメリットが上回るとして勧告を解除し、接種が再開しています。