中露首脳 原子力分野で協力を強めたい考え
中国がロシアの協力を得て新たに建設する原子炉の着工式が19日行われ、習近平国家主席とロシアのプーチン大統領がオンライン上で参加しました。この中で両首脳は原子力分野などでの協力を強めていきたい考えを示しました。
中国はロシアの協力を得て、遼寧省と江蘇省に新たな原子力発電設備の建設を計画していて、中国が目指す二酸化炭素排出の削減に向けた取り組みの一つとされています。
中国外務省によりますと習主席は着工式の挨拶の中で「中国とロシアは互いに固く支え合い、効果的な協力を密接に行っている」とたたえました。
一方、プーチン大統領も「ロシアと中国の関係は歴史上最も良い時期にあり最高レベルに達している」と強調しました。
アメリカは同盟国と共に先端技術の分野で中国を排除する動きを強めていますが、中国としてはロシアとの結びつきを強め、これに対抗する狙いがありそうです。