環境会議 文大統領“途上国支援”強調
各国の首脳らがオンラインで参加する環境会議が韓国の主催で開かれ、文在寅大統領は発展途上国支援の重要性を強調しました。
韓国・文在寅大統領「今人類が当面の気候危機を解決できる答えは明確だ。誓いを超えて共に実践することであり、先進国と発展途上国が協力することだ」
主催した韓国の文大統領は、開会の挨拶で、発展途上国のエネルギー転換などのためのODA(=政府開発援助)を大幅に増やすと明らかにしました。
この会議は、持続可能な開発目標「SDGs」の達成などを目指すもので、47か国の首脳や閣僚などがオンラインで参加します。
ビデオメッセージで参加した小泉環境大臣は、温室効果ガスの削減は主な排出国も含め意欲的な目標を設定すべきとした上で、「世界の経済システムを未来の世代のために再設計することを期待する」と訴えました。
会議は、31日まで開かれ、結果をまとめた「ソウル宣言文」が採択される予定です。