石炭火力発電廃止「日本の前向きな対応を」
国連のグテーレス事務総長は日本テレビの「Good For the Planet」キャンペーンにあわせて単独インタビューに応じました。地球温暖化の大きな要因のひとつである石炭火力発電の廃止に向け、日本にさらなる取り組みを求めました。
グテーレス事務総長は、日本政府の新たな温室効果ガス削減目標を評価し、さらに意欲的になることに期待感を示しました。一方、条件を厳格にした上で、石炭火力発電の輸出支援を続ける姿勢を示していることについて、次のように述べました。
グテーレス事務総長「我々はすべての国々に石炭火力発電への融資をやめるよう求めている。日本にも前向きになるよう促す。なぜなら石炭は地球温暖化の最悪の原因となっているからだ」
グテーレス事務総長は、来週開かれるG7(=主要7か国)の首脳会議が「石炭火力発電への融資の停止を決断することを望む」と述べました。
一方、日本の男女格差が主要国で最も大きいことについては次のように述べました。
グテーレス事務総長「政治や教育のすべてにジェンダー平等が浸透するようにしなければならない。女性に対する日本の教育が素晴らしいことは知っているが、職場について言えば、日本にはやるべきことがたくさんある」
また、新型コロナウイルスのまん延で、ジェンダーに基づく暴力が世界中で増えていることに懸念を示しました。