ペルー大統領選 終盤にケイコ氏が追い上げ
任期満了に伴う南米ペルーの大統領選挙の決選投票が6日、行われました。選挙戦終盤にかけ日系のフジモリ元大統領の長女、ケイコ氏が追い上げ、当日の出口調査ではきっ抗しています。
ペルーの大統領選は、今年4月の投票で、小学校教師で急進左派のペドロ・カスティージョ氏(51)がトップに立ち、2位につけた中道右派の政党の党首、ケイコ・フジモリ氏(46)と決選投票が行われました。
選挙戦で、ケイコ氏は、新型コロナウイルスによって打撃を受けた経済の立て直しなどを訴え、選挙最終盤に巻き返しています。
投票締め切り後に発表された出口調査の結果は、ケイコ氏が50.3%、カスティージョ氏が49.7%できっ抗しています。現地では順次、開票作業が行われますが、大接戦になると予想されています。
ケイコ氏は大統領選は3度目の挑戦で、勝利すれば、ペルーでは女性初の大統領で、父親のフジモリ元大統領に続く日系人大統領となります。