中米・エルサルバドルの議会で、暗号資産のビットコインを法定通貨にする法案が可決されました。ビットコインが法定通貨になるのは、世界で初めてだということです。

ロイター通信などによりますと、エルサルバドルの議会は、９日までに、暗号資産のビットコインを法定通貨にする法案を賛成多数で可決しました。

ビットコインが法定通貨になるのは、世界で初めてだということで、法律は９０日後に効力を持ち、買い物や納税などの支払いでビットコインが使えるようになります。

法案を提出したのはブケレ大統領で、貧困などで銀行口座を持てず、十分な金融サービスを受けられていない人たちを支援する狙いなどがあります。

一方、これまでの法定通貨のアメリカドルも使用されるということで、ビットコインの導入が経済にどのような影響を与えるか注目されています。