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長期金利低下などで続伸 ダウ186ドル高

2021年5月25日 7:22

24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、長期金利の低下や暗号資産ビットコインの反発などで買いが進み、ダウ平均株価は続伸して取引を終えています。

24日のニューヨーク株式市場・ダウ平均株価は、前の週の終値から186ドル14セント値を上げ、3万4393ドル98セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も190.18ポイント上げて、1万3661.17で取引を終えています。

この日は、アメリカの債券市場で長期金利が低下したことを受け、割高感が和らいだ主力ハイテク株に買いが入りました。特にIT大手の「マイクロソフト」や「アップル」などが買われ、相場をけん引しました。

また、前の日に暗号資産のビットコインが一時3万1000ドル台まで下げましたが、この日の午前中には3万8000ドル前後まで回復しました。このところビットコインの値動きが投資家による株の売買判断の材料となる場合があり、幅広い銘柄に買いが入ったほか、景気に敏感とされる銘柄にも買いが波及しました。

市場関係者は、「株価は引き続き堅調とみているが、バイデン政権が提案した新たなインフラ投資案が、債券市場の金利の動向にどのような影響を与えていくか注目している」と話しています。