食べ残しなど食品浪費禁じる法律可決 中国
中国で、食べ残しや大食いなど食品の浪費を禁じる法律が、29日、可決されました。違反した場合、日本円で最高およそ170万円の罰金なども盛り込まれています。
中国メディアによりますと、中国の全人代(=全国人民代表大会)の常務委員会は、29日、食品の浪費を禁じる「反食品浪費法」を可決しました。公布と同時に施行するということです。
大食い動画をネットなどで公開することを禁止し、違反した場合は、最高でおよそ170万円の罰金を科すなどとしています。また、客に過剰な注文をさせた飲食店に対しては、およそ17万円の罰金が科される可能性があります。
中国では、客をもてなす際に食べきれないほど注文する習慣があるほか、習近平指導部は、新型コロナウイルスの影響で、世界の食料供給に影響が出ることを警戒していて、去年から食品ロスを防ぐ取り組みを進めています。