北・金総書記“全国家的に農業に集中”強調
北朝鮮で15日、朝鮮労働党の会議が始まり、金正恩総書記は国内の食糧事情の悪化に言及した上で、全国家的に農業に集中すべきと強調しました。
16日付の朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』は15日、平壌で朝鮮労働党の中央委員会総会が開かれ、金総書記が出席したと報じました。
総会は今年の主要政策の中間総括が主な目的で、金総書記は農業について「去年の台風被害のため穀物の生産計画が未達成で、人民の食糧状況が切迫している」として、対策の必要性を強調しました。
その上で、最優先課題として「全党的、全国家的な力を農業に総集中すべき」と述べ自然災害への対策を指示しました。
総会の主要議題の1つには、「国際情勢に対する分析と党の対応方向に関する問題」も挙げられています。
総会は「続く」としていて、今後、対米政策などへの言及があるのか注目されます。
■写真:6月16日付「労働新聞」より