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金総書記 対米政策に直接言及…米国を牽制

2021年6月18日 21:00

北朝鮮の金正恩総書記がアメリカのバイデン政権発足後初めて対米政策に直接言及し、「対話にも対決にも準備し、特に対決に備える」と述べて、アメリカをけん制しました。

朝鮮中央テレビは18日、金総書記が朝鮮労働党中央委員会の総会で、国際情勢の分析と対応方針を議論したと伝えました。金総書記はアメリカの対北朝鮮政策の動向を詳細に分析した上で、「対話にも対決にもすべて準備ができていなければならず、特に対決には抜かりなく備えができていなければならない」と強調しました。

バイデン政権発足後、金総書記が対米政策の方針を明らかにしたのは初めてです。対決姿勢だけでなく、対話にも言及することで、揺さぶりをかける狙いがあるものとみられます。