中東イランで１９日、大統領選挙の結果が発表され、８年ぶりに反米・保守強硬派の政権が誕生することになりました。

１８日に行われた今回の選挙は、国際社会と融和路線をとる、保守穏健派のロウハニ大統領の後継を選ぶためのものです。

イラン国営メディアは１９日、反米で保守強硬派のライシ師が得票率およそ６２％で圧勝したと伝えました。

選挙戦をめぐっては、現政権を支えた有力候補らが事前審査で失格とされる中、早い段階からライシ師が優勢に戦いを進めていました。

ただ、選択肢が限られたことで有権者の関心は低く、投票率は５０％を割り込みました。

保守強硬派の大統領が誕生することで、アメリカとの対立が激しくなることが予想されます。