米大統領“五輪訪日見送り”夫人訪日で調整
アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は28日、来月の東京オリンピックに合わせたバイデン大統領の訪日を見送ると明言しました。日米両政府は、ジル夫人の訪日で調整を進めています。
サキ報道官「大統領は五輪に出席する計画はないが、もちろん選手たちを応援する」
サキ報道官は、日本政府が開会式に合わせて招待していたバイデン大統領の訪日を見送る一方、アメリカ政府の代表団は派遣されると述べました。代表団のメンバーは明らかにしませんでしたが、日米両政府の関係者によりますと、ジル夫人が訪日する方向で調整が進められています。
日本政府内では、バイデン氏に代わり、ハリス副大統領の訪日を模索する動きもありましたが、上院議長を兼務し、議会対応などでスケジュールが立てにくいものとみられます。
日本政府の関係者は、「ジル夫人が開会式に出席すれば華やかだが、政治的な意味合いは薄い」としています。