13歳少女も被害、ロシア兵による性暴力相次ぐ 数千人にのぼる可能性も
侵攻が続くウクライナで、ロシア軍による「性暴力」が報告されています。13歳の少女が被害を受けたケースもあったということです。
ウクライナの人権団体「ラ・ストラーダ・ウクライナ」には、ことし4月から今月21日までのおよそ2か月半で、ロシア軍による性暴力の相談が18件よせられました。
最年少は13歳の少女で、民家の地下シェルターでロシア兵から性暴力を受けたほか、母と娘が交互にレイプされたケースもありました。
団体によると、ロシア兵は性暴力を行う際、「静かにしないと親戚を殺す。黙っていれば何もしない」と脅すのが特徴だということです。
団体側が相談を受けた18件のうち、当局による捜査が進んでいるのは2件にとどまっています。
人権団体「ラ・ストラーダ・ウクライナ」カテリーナ副代表
「(被害者が)電話ではなく対面で自分が性暴力されたと(捜査当局に)伝えることは、一番難しいステップです。」
人権団体の担当者は、性暴力の被害者は数千人にのぼる可能性があるとみています。