フロリダ倒壊 建物の残り部分を取り壊しへ
アメリカ南部フロリダ州で先月、集合住宅が崩落した事故で、地元当局は崩れずに残った部分が倒壊する恐れがあるとして、建物全体を取り壊すことを決めました。
フロリダ州マイアミ近郊で先月24日、12階建ての集合住宅の一部が崩落した事故では、これまでに24人の死亡が確認され、121人の安否が依然わかっていません。
倒壊した建物の半分ほどは一部、内部がむき出しの状態で残っていますが、ロイター通信などによりますと、地元当局はフロリダ州に接近中の熱帯低気圧の影響で建物の残りの部分が倒壊する恐れがあるとして取り壊すことを決めました。
建物は構造的に不安定になっていて、これまでも2次災害の恐れから救助作業が一時中断されることがありました。
熱帯低気圧は週明け5日にも現場付近に上陸する可能性があり、早ければ4日中に解体作業が行われる見通しです。