国外逃亡のスリランカ前大統領が帰国 今後は米国の永住権取得目指す
深刻な経済危機に見舞われたスリランカからデモの過激化を受け、国外に逃亡していたラジャパクサ前大統領が2日に帰国しました。今後はアメリカの永住権取得を目指すということです。
地元メディアによりますと、スリランカのラジャパクサ前大統領は2日、最大都市コロンボ近郊の空港に到着しました。
ラジャパクサ前大統領はことし7月、辞任を求めるデモ隊が大統領公邸を占拠するなど混乱が広がったため、国外に逃亡した後、辞任しました。
ラジャパクサ氏はモルディブとシンガポールを経て、先月からタイに滞在していましたが、ホテルから出られないなど、移動の制約を受けたため、帰国を決めたということです。
今後は、アメリカの永住権取得を目指すとしていて、それまでは、厳重な警備のもと、国営住宅で暮らすということです。