2023年8月までに“総選挙”ミャンマー
ミャンマー軍によるクーデターから半年となる8月1日、軍のトップが演説し、再来年の8月までに総選挙を行う考えを明らかにしました。
ミャンマー軍のミン・アウン・フライン総司令官はテレビで演説し、非常事態宣言の解除後、2023年8月までに総選挙を行うと述べました。総司令官が具体的な選挙の時期を明らかにしたのは初めてです。
ミャンマー軍はことし2月、アウン・サン・スー・チー氏が率いる政党が圧勝した去年の総選挙に不正があったとして、クーデターを強行し、7月には軍が任命した選挙管理委員会が、選挙結果を無効としていました。
クーデターから半年の節目の1日、民主的な手続きを取ることをアピールする狙いとみられます。
また、総司令官は、軍側と民主派勢力の対話を仲介するASEAN・東南アジア諸国連合の特使について、受け入れる考えを示しました。
ロイター通信によりますと、ASEANは2日、オンラインで開催する外相会議で、特使の決定を目指しているということです。