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タリバン「罰を与えた」 報道責任者を銃撃

2021年8月7日 4:02

アフガニスタンの首都カブールで6日、政府の報道責任者が銃撃され死亡しました。反政府勢力タリバンが声明を出し、「罰を与えた」と犯行を認めています。

地元メディアなどによりますと、殺害されたのはアフガン政府の「メディア情報センター」の責任者だったメナパル氏で、首都カブールのモスクで礼拝を終えたあと、武装グループに銃撃されました。

メナパル氏はタリバンに批判的な立場で、以前はガニ大統領の副報道官を務めていました。

今回の銃撃についてタリバンは、「行いに対する罰を与えた」と犯行を認める声明を出しました。

また、タリバンは6日、南西部ニムルズ州の州都ザランジを制圧しました。

駐留していたアメリカ軍が撤退を始めた4月以降、州都が制圧されるのは初めてで、タリバンの攻勢で治安の悪化が加速しています。