ベラルーシ 米英の制裁へ“報復措置”表明
ベラルーシ政府は10日、イギリスやアメリカなどがベラルーシへの新たな制裁を発表したことを受けて、報復措置をとると表明しました。
ベラルーシ外務省は、アメリカによるベラルーシのオリンピック委員会などへの新たな制裁や、イギリスによる航空、貿易、金融分野への新たな経済制裁の導入について、国連憲章などに違反しているとして報復措置をとると表明しました。
ルカシェンコ大統領は大統領選挙から1年を記念して9日に行った演説の中で、「制裁は逆効果だ」と牽制し、「イギリスは自身の制裁で喉を詰まらせてしまえ」「アメリカの手先だ」などと反発していました。
また、ルカシェンコ大統領の長男がトップを務めるベラルーシのオリンピック委員会は10日、アメリカによって制裁対象とされたことについて、「全く根拠がない決定でばかげている」などとする声明を出し、対決姿勢を強めています。