西部リビウにミサイル攻撃 ゼレンスキー大統領“さらなる武器供与を”
ウクライナ西部のリビウで26日、ロシア軍のミサイル攻撃で燃料貯蔵庫などのインフラ施設が被害を受け、少なくとも5人がケガをしました。
地元当局によりますと、リビウで26日、ロシア軍のミサイル4発が着弾しました。住宅地は被害を受けませんでしたが、燃料を貯蔵する施設が炎上するなどして、少なくとも5人がケガをしました。
避難した人「爆発音がしてガラスが割れた。建物の間に隠れようとした」
リビウは西部の主要都市で、ウクライナ国外に避難する市民の中継地点になっています。
こうした中、ロシア国防省は26日、ウクライナにむけて巡航ミサイルを発射したとする映像を公開しました。黒海から4発の巡航ミサイルを発射し、西部にあるウクライナ軍の武器貯蔵倉庫を破壊したとしています。
ロシアがウクライナ東部の“解放”に力を入れる方針を示す中、プーチン大統領は27日、前線で戦う兵士らにむけて「断固として恐れることなく、困難なタスクを解決していることを誇りに思う」と鼓舞しました。
一方、ゼレンスキー大統領は新たに公開した動画で、攻防が続く南東部のマリウポリについて、「戦闘機や戦車などがなければ守れない」と、西側諸国に対してさらなる武器供与を求めました。