正念場を迎えるウクライナ 戦闘長期化で深刻な弾薬不足も 軍事侵攻から2年
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から24日で2年となります。戦闘の長期化で深刻な弾薬不足に陥るなど、ウクライナは正念場を迎えています。
ウクライナ市民「生まれ故郷は占領され、いとこは殺され、夫は兵役についています。(この2年で)人生が劇的に変わってしまった」
ウクライナ市民「私は最後までウクライナにとどまり、勝利し繁栄するまで自分の役割を全うする」
ロシア軍がウクライナへの軍事侵攻を始めてから24日で2年となります。ウクライナは去年6月から、ロシアに奪われた領土を奪還するため反転攻勢に出ましたが、ロシアの防衛線に阻まれ失速し、戦況は思うように進められていません。
欧米からの軍事支援が滞る中、弾薬や兵士の不足が深刻化し、今月17日には東部の要衝アウディーイウカからの撤退も発表しました。
高い支持を得てきたゼレンスキー大統領も、このところは下落傾向にあり、陰りが出始めています。
次の反転攻勢が来年になる可能性に政権幹部が言及するなど、出口の見えない戦いが続く中、ウクライナは正念場を迎えています。