米FBI“911文書”一部の機密指定解除
アメリカのFBI(=連邦捜査局)は、同時多発テロから20年となる9月11日、事件の捜査に関する文書の一部の機密指定を解除し、新たに公表しました。
11日にFBIが公開したのは16ページの文書で、多くの部分が「黒塗り」状態になっています。
文書には、サウジアラビアの情報機関の関係者と疑われる人物らが、旅客機をハイジャックした国際テロ組織・アルカイダの実行犯のアメリカでの滞在や、資金面などでの支援に関与していたことなどが記されています。
ただ、サウジ政府が関与したという決定的な証拠は含まれていませんでした。
今回の文書の公表は、バイデン大統領が今月、事件の関連文書を新たに公開できないか検討を指示して以降、初めての機密解除となります。