独総選挙 社会民主党わずかに上回り大接戦
16年にわたりドイツの首相を務めたメルケル氏の後任を争う総選挙は2大政党の大接戦となっています。
ドイツ公共放送によりますと、ショルツ財務相を首相候補とする社会民主党がメルケル首相が所属するキリスト教民主・社会同盟を上回っていますが、その差はわずかで、大接戦となっています。
また、気候変動対策を前面に掲げて戦った緑の党が大幅に議席を増やす見通しとなりました。
どの政党も単独過半数には達しないとみられ、社会民主党とキリスト教民主・社会同盟はそれぞれ連立パートナーを求めて交渉を開始する方針です。
ただ、3番目の勢力となる緑の党がどちらとも交渉に応じる構えを見せるなど、連立協議がまとまるまでには数か月かかる可能性もあります。