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来月から高齢者など“3回目接種”へ 韓国

2021年9月27日 16:07

韓国政府は27日、新型コロナウイルスのワクチンの追加接種となる3回目の接種を、来月から高齢者や医療従事者などを対象に始めると発表しました。

韓国の保健当局によりますと、3回目の接種となるいわゆる“ブースター接種”は、まず医療従事者を対象に、来月12日からスタートし、25日からは一般の60歳以上にも拡大します。接種完了後、6か月が経過している人が対象となります。

保健当局は接種を完了していても感染するいわゆる“ブレイクスルー感染”が増加していることや、インド由来のデルタ株の拡散に対応するためとしています。また、来月には通常の接種の対象年齢を、これまでの18歳以上から12歳以上に段階的に拡大、妊婦についても接種の対象に含めます。

さらに、ファイザーやモデルナのワクチンは、これまで供給が不足していたため、接種間隔を6週間に延ばしていましたが、最短3週間まで短縮します。

韓国では人口の74.2%が、少なくとも1回のワクチンを接種した一方、接種を完了した人は45.3%にとどまっています。先週、新規感染者が、初めて3000人を超えるなど感染拡大が続いていて、政府は接種を急ぐ考えです。