中国・上海では、1か月以上、ロックダウンが続く中、ネットスーパーや“買い物代行”サービスなどの需要が高まっています。配達員は“通行証”が必要ですが、無許可で営業し摘発された配達員は、少なくとも591人にのぼります。

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感染者がピーク時のおよそ4分の1となった上海。1か月以上、ロックダウンが続く中、新たな動きがありました。

記者（中国・上海、4月30日）
「およそ1か月ぶりに玄関から出ることが許可されました」

記者が暮らすマンションでは、PCR検査以外では初めて、およそ1か月ぶりに“外出”が許可されたのです。早速、外には散歩などを楽しむ住人の姿がありました。しかし、外出できるのは敷地内までです。街に出ることはできません。

記者
「こちらはマンションの出入り口です。今もこの門の外に出ることはできません」

上海市は外出の条件として、過去7日間に同じマンションの住人から新規感染が確認されない場合は、敷地内の外出を許可。14日間確認されない場合は、条件付きで敷地外へ出ることが許可されます。

こうした中、需要が高まっているのが、ネットスーパーや“買い物代行”サービスです。配達員は“通行証”が必要です。

記者
「警察が路上で配達員を1人ずつ止めて、通行証の確認をしています」

警察は取り締まりを強化。無許可で営業し摘発された配達員は、少なくとも591人にのぼり、その場で行った抗原検査で陽性が確認された人もいたということです。