上海 大規模封鎖から1か月 解除のメドたたず
中国・上海で大規模な封鎖が始まって28日で1か月です。27日も1万人近い感染者が確認されていて、封鎖解除のメドはたっていません。
封鎖は当初4日間の予定でしたが、今も続いていて、 街には人や車の姿がほとんどありません。上海では先月28日から市の東側エリアで封鎖が始まり、今月1日からは市の全域でロックダウンが始まりました。
しかし、27日も9764人の新規感染者と47人の死者が確認されていて、全面的な封鎖解除のメドはたっていません。
物流の停滞から、多くの地域で食料の確保が今も課題となっていて、ネットスーパーの開店時間にあわせて購入ボタンを連打する「争奪戦」が市民の日常となっています。
習近平政権は、徹底的に感染を抑えこむ「ゼロコロナ政策」を継続する方針ですが、上海各地で当局への抗議が行われるなど、市民の我慢は限界に達しています。