“両足失った”登山家 8163mの山制覇
標高8000mを超えるネパールの山、マナスル。死と隣り合わせの危険な登頂にチャレンジしたのは、ロシアの登山家、ナビエフさん。両脚がありません。
登山家 ルスタム・ナビエフさん(29)
「私は肉体労働が多かったので、体の状態はボロボロです」
6年前、軍隊に所属していた時、軍の建物が倒壊。両脚を失いました。
便利なストックを使って登頂を目指す仲間たちとは違い、ナビエフさんは、己の腕力だけで前へ前へと歩みを進めます。
難所を切り抜け、山頂に着いた時には喜びを爆発させました。
AP通信によりますと、足を使わずこの山を登頂したのは世界初の快挙だといいます。
登山家 ルスタム・ナビエフさん(29)
「人生で何かを成し遂げるには、行動しなければならない事を示したかった」
前代未聞の登山の旅には34日間を要したということです。