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「率直な意見交換」米中閣僚級貿易協議再開

2021年10月9日 18:36

アメリカと中国は8日、中断していた閣僚級の貿易協議を再開しました。「率直な意見交換」だったとしています。

USTR=アメリカ通商代表部のタイ代表と中国の劉鶴副首相はオンラインで会談し、アメリカ側の発表によりますと米中の貿易関係は両国だけでなく世界経済に影響を与えるとの認識で一致しました。

その上で、アメリカ産農産物の中国への輸入拡大などを盛り込んだ貿易協定の「第一段階の合意」の実施状況を確認し、解決できていない問題について協議を続けることで合意したということです。

USTRのタイ代表は、中国政府による国有企業への多額の補助金など「不公正な貿易慣行」について、米国の労働者や農民などに損害を与えると懸念を示したということです。

一方、中国側は、「アメリカによる追加関税の撤廃と制裁について交渉した。協議を通じて互いの合理的な懸念を解決していくことで合意した」としています。