タイのプラユット首相は１１日夜、新型コロナウイルスのワクチン接種を条件に、来月１日から入国者の隔離を一部の国に限り免除する方針を明らかにしました。

プラユット首相によりますと、ワクチン接種を条件に隔離免除の対象となるのは、感染リスクが低いと判断した少なくとも１０か国からの旅行者です。

「低リスク国」として、アメリカや中国、イギリス、シンガポールなどを例に挙げましたが、日本が含まれるかは明らかになっていません。

プラユット首相は隔離免除で、「国内の数百万人が関わる産業や関連するビジネスが活性化されるだろう」と期待感を示しました。

タイではデルタ株の流行で、新規感染者の数が８月には２万人を超える日が続きましたが、このところは１万人前後で推移しています。