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ミャンマー大統領 クーデター状況を初証言

2021年10月14日 15:26

今年2月の軍事クーデターまでミャンマーで大統領を務め、拘束が続くウィン・ミン氏が、クーデター当日の状況を初めて法廷で証言しました。軍から辞任を迫られるも、「同意するくらいなら死を選ぶ」と拒否したことを明かしました。

ミャンマーで大統領を務めたウィン・ミン氏は、スー・チー氏らと共に市民を扇動した罪などに問われ、裁判が続いています。

担当の弁護士によりますと、ウィン・ミン氏は12日の法廷で、クーデター当日について、「軍から健康問題を理由に辞任を迫られた」「『断れば多くの損害を被る』と脅されたが、『自分は健康で、同意するくらいなら死んだ方がましだ』と言って拒否した」と述べました。

軍側は、大統領の自発的な辞任により、合法的に政権を奪おうとしたものとみられます。