ASEAN会議ミャンマー軍トップ招待せず
ミャンマー情勢をめぐり緊急の外相会議を開いたASEAN(=東南アジア諸国連合)は15日、今月下旬に予定されている首脳会議に、ミャンマー軍のトップを招待しないことで合意しました。
ASEANは、ミャンマー情勢の打開に向け、今月、ミャンマー軍と民主派の対話を仲介する特使を派遣する予定でしたが、軍側が受け入れを拒否しました。
これを受け、ASEANは緊急の外相会議を開いて対応を協議し、ロイター通信によりますと、今月下旬の首脳会議に、ミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン総司令官を招待しないことで合意したということです。
軍側はASEAN特使の受け入れを拒否した理由について、特使が国内の法律で認められていない特定の「個人」との面会にこだわったためなどと主張しています。
この「個人」は、軍に拘束されているアウン・サン・スー・チー氏らを指すとみられています。
今回のASEANの決定を受け、ミャンマー軍側の対応が注目されます。