治安悪化のハイチ アメリカ人ら17人誘拐
カリブ海の島国ハイチ。7月に大統領が暗殺され、治安が急速に悪化しているこの国で16日、アメリカ人とカナダ人17人が誘拐される事件が起きました。
誘拐されたのはキリスト教の宣教師とその家族ら。17人のうち5人は子供だといいます。
事件から3日が過ぎた19日も消息は分からず、アメリカのFBI(=連邦捜査局)も捜査に乗り出しました。
いったい誰が何の目的で17人を誘拐したのでしょうか。
事件に巻き込まれたのはハイチの首都ポルトープランス近郊で児童養護施設を訪れた後でした。地元ギャングの身代金目的の誘拐とみられています。
事件を受け、街ではストライキが行われました。
参加者
「世界中の国で安全は最優先だ。安全でない国ではギャングは人を誘拐したり、子供に乱暴したりする」
ハイチでは今年に入って、少なくとも628件の誘拐事件が起きています。