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ハイチで米宣教師ら17人誘拐、ギャングか

2021年10月19日 10:49

カリブ海の島国ハイチでアメリカ人の宣教師ら17人が誘拐された事件は、地元ギャングによる身代金目的の犯行とみられ、アメリカのFBI=連邦捜査局も捜査に乗り出しました。

この事件はハイチの首都ポルトープランス近郊で16日、アメリカ人とカナダ人のキリスト教宣教師とその家族ら17人が誘拐されたものです。

宣教師が所属する団体によりますと、誘拐された17人のうち、7人は女性、5人が子どもで、現地の孤児院を訪れた後に事件に巻き込まれたとみられています。

地元ギャングの身代金目的の犯行とみられ、ハイチの警察が捜査しているほか、ホワイトハウスのサキ報道官は18日、FBIも捜査に乗り出したことを明らかにしました。

ハイチでは今年7月に大統領が暗殺されたほか、8月には2000人以上が死亡する地震も発生し、治安が急速に悪化しています。今年に入って外国人29人を含め、少なくとも628件の誘拐事件が起きています。